毎年恒例となっている日テレの「24時間テレビ」ですが、皆さんは「募金」をしたことがありますでしょうか?私は子供の頃に買い物のついでに募金をしたことがあるのですが、今になって思うと「何に使われているのかな?」と思うようになりました。
この記事では24時間テレビの「募金の使われ方」についてまとめてみました。何かの参考になればと思います。素晴らしいドキュメンタリーも放送してくれますが、ゲストのギャラなど、どうなっているのか?気になるところです。
24時間テレビ・募金の総額
今年の夏の募金総額は「8億8.621万4.435円」だったそうです(放送は8月21日~22日)。これまでの累積金額をまとめると44年間で「414億5.036万6.036円」になるとのこと。
長い放送期間で「環境・福祉・災害復興」などの復興支援に使われてきましたが、募金額の莫大なことに驚きますが、一部ではゲスト出演のギャラが高額過ぎるとの見識もあります。
ギャラリストというものがあったので、どのようなゲストがどの程度のギャラを受け取っているのかお伝えしたいと思います。(参照: バズブラスニュース)
24時間テレビ・ゲストのギャランティ
まずはビートたけしさんのコメントをご紹介したいです。
「24時間テレビから出演オファーが来ているがすべて断った。そもそも24時間テレビのギャラは高すぎる。全員ノーギャラで出演すべきだ。チャリティー番組の趣旨から外れている。あんな偽善番組は大嫌い」(オールナイトニッポンでのコメント)。
これは正論ですね。チャリティーと銘打っていながら、視聴者から募金を集めて、ゲストのギャラに使いまわす。
ゲスト自身もチャリティーだから出演しているのか、ギャラがもらえるから出演しているのか?数時間映っているだけで高額なギャラが発生しているのである。
ゲストのギャラ
- 萩本欽一・・・100,000,000円(総合司会時)
- 嵐・・・50,000,000円(1.000万×5人)
- TOKIO・・・50,000,000円(1.000万×5人)
- 徳光和夫・・・1.500万円
- DAIGO・・・1.000万円
- ブルゾンちえみ・・・1.000万円(マラソン出場年)
- 大島美幸・・・1.000万円(マラソン出場年)
- 羽鳥慎一・・・500万円
- 加山雄三・・・200万円
- 谷村新司・・・200万円
- その他のタレント・・・10万円~100万円
- 障がい者の出演者・・・0円~謝礼程度(交通費程度)
この金額が現状の様です。仮に萩本さんが今年司会をしていれば8億円の募金の内、1億円が支払わられということになりますね。チャリティーとはなんでしょうか?
24時間テレビ・募金の使われ方
もちろん、ゲストのギャラだけに募金が使われているわけではありません。
「福祉車両贈呈」や「難病者支援」・「障がい者スポーツ支援」・「身体障がい者補助犬普及支援」などの活動にも役立てられています。
街中で「24時間テレビ」のロゴマークが貼ってある福祉車両を見かけることもありますからね。
今までに「リフト付きバス」は4.451台「電動車いす」は2.619台など福祉のために贈呈されています。自然災害の復興支援のためにも活用されています。
それにしても・・・。ゲストのギャラが高額過ぎるのではないだろうか?「サライ」の方は終了間際にやってきて、1曲歌って各々200万円ですよ。しかし、障がいを持つ方々のギャラはほとんどないようなもの。
これらの情報を考えてみると、24時間テレビへの募金は控えようかな、と思います。ビートたけしさんがコメントしているように「チャリティー番組の趣旨から外れている」と思わざるを得ません。
ゲストたちは当然と思ってギャラを受け取っているのでしょうか。毎年、総募金額のうちの何割かは「ゲストのため」に使われているという事実を私たちは理解しなければならないでしょう。
素晴らしいドキュメンタリーもあります。感動させられます。この番組によって恩恵を受けている方々も多いことと思います。社会的な貢献もしています。
でも、萩本さんに1億円はないでしょう。
まとめ
この番組を通して「福祉」の仕事に就いたという方もいます。障害を持つ方々への理解が深まったという方もいます。有益な番組であることは私も理解しています。
願わくばゲストへのギャラについてもっと低額で実施できないものかと思います。その分だけ「福祉車両」が贈呈されれば何よりだと思うのですが・・・。
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