2021年8月23日17時。新しい伝説が始まりました。
甲子園で女子硬式野球の決勝戦がプレイボール。今年4月、全国で40校の女子硬式野球チームが参加した大会はこの日、阪神甲子園球場で決勝戦を迎えたのです。史上初の出来事でした。
この記事ではインターネット配信された決勝戦の試合をお伝えしたいと思います。「夢であり聖地」である甲子園での試合は彼女たちにとって、人生の大きな舞台でした。
NHKの地上波ではない斬新な試み
「第25回全国高等学校・女子硬式野球選手権大会」の決勝戦でした。地域のクラブチームではなく、社会人チームでもなく、純粋に公式な「女子高校生の部活動」の一環です。
中継をしたのはNHKではありません。朝日新聞とABCテレビが制作してライブ配信をしてくれました。映像協力はau。今日の朝に試合があった甲子園の男子の試合と同じ画面。
私・スリムも見ていましたが、同じ球場で「女子高校生の試合」が夕方から見られるとは!中継がとても面白いと思いました。NHKにはない楽しい映像でしたよ。
- なんと画面が切り替えられる!パソコンのマウスで画面をクリックすると「中継映像」としていわゆる男子高校生の試合(NHKの中継画面)で視聴できます
- 「バッター視点」「ピッチャー視点」「球場全体」と中継以外にも3つの視点からの映像を見ることが出来ました。バッター視点で見ていると、女子高生といえども球速が速いなぁ!とビックリさせられました
- 選手紹介では身長以外に「野球をはじめたきっかけ→兄の影響」とか「趣味→ジグソーパズル」とか「趣味→けん玉」。「将来の夢→お金持ち」など一行コメントが付いていて見ている方も関心を持って選手を応援できる趣向を凝らしてありました
決勝の試合結果と試合の感想
女子硬式野球決勝戦は神戸広陵学園4-0高知中央でした。素晴らしい試合でした。男子と違い7イニングで試合は終了します。
女子硬式野球のピッチャーの平均速度は108㎞なのだそうで、速く感じます。球場は男子高校生やプロ野球と同じ規模で行われていますが、まったく見劣りはしません。
最速の女子高生ピッチャーは129㎞を投げるそうで、街のバッティングセンターでも「速球」の部類です。とても素人では打ち返せません。
私では当てることもできないでしょう(笑)
試合では牽制球があったり、デッドボールで塁に出たり、スクイズを決めたり、ダブルプレーがあったりと高校生の野球そのもので、ダイビングキャッチの素晴らしいプレイも見ることが出来ました。
野球中継を見ていると、笑顔が多いなという印象を受けました。甲子園でプレイできることが嬉しいのか、プレッシャーを感じて萎縮している選手はなく、よく声が出ていたし、よく笑っていました。
よほど監督の方が緊張した面持ちでしたね。男子高校生でも硬い表情をしている選手をテレビで見かけますが、彼女たちはハツラツと楽しんでいましたよ!
いつもの甲子園の野球の試合との決定的な違いは、バッターボックスに入る選手たちが「みんなかわいい」ということです。坊主頭のがっちりした選手はいません(笑)
ショートカットの似合う女子高生の試合はとても新鮮で、見ている方も元気をもらいました。もちろん試合ですから、勝者と敗者があります。
しかし、両校の選手たちは涙もありましたが、甲子園で試合をしたという充実感からかとても素敵な笑顔を最後は見せてくれました。
まとめ
この夏一番のスポーツ観戦でした。オリンピックの中継よりもワクワクしました。今日の甲子園での決勝戦が、女子硬式野球の新しい歴史を作っていくものと確信しました。
中継映像も斬新で、見ていて飽きることがありませんでしたよ!これから中継のあり方も変わっていくでしょうし、今日の試合を見て女子硬式野球をやってみようと思う中学生たちが増えるでしょう。
素晴らしい試合を中継してくださった方々に感謝いたします。・・・そして伝説が始まった!(^^)/
甲子園の女子ストーリー・・・https://kim-kuni.com/josiyakyuu/
来意の女子野球・・・https://allabout.co.jp/gm/gc/293489/
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