ヒトは、食事やおやつなどで摂取した「栄養」を体内で消費して、人体活動に必要なエネルギーを生産します。エネルギーとして使われなかった栄養素は、脂肪に変換され、体内に蓄積されます。
蓄積された(食べ過ぎた)脂肪は「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分かれます。この記事では何かと、血液検査で指摘されがちな「脂肪」の分類と、落とし方、男女別の「脂肪の付き方」についてご紹介したいと思います。
内臓脂肪・違いはなに?
内臓脂肪は「胃・腸」などの臓器に付いてしまう脂肪の事です。決して全ての脂肪が悪者ではなく、一時的にエネルギーが不足した際に素早くエネルギーに変換される脂肪で、言うなれば「普通預金型」のエネルギーです。
一方皮下脂肪は、下腹部・腰回り・お尻などの皮下に付く脂肪のことで、一度貯まると減りにくい「定期預金型」のエネルギーといえましょう。「体脂肪」とはこれら二つの合わせた脂肪の総称です。
どちらの脂肪も身体内にあって良いものですが。「多すぎる」のが原因で、医師から指摘を受けてしまうのです。つまり、体内にあっても良いが「ありすぎる」ことが病気の原因となってしまうのです。
それぞれの特徴
〇「内臓脂肪」
- 胃・腸などの臓器の周りにあり、つまめない。触診に支障が出る
- たまりやすく・へりやすい
- アディポカインを作り、身体機能を調整。分泌異常が起こると「高血圧」「脂質異常」「高血糖」などを生じ、メタボリックシンドロームと呼ばれる動脈硬化が進行しやすくなります
〇「皮下脂肪」
- 皮下にあり、直接つまむことができる
- いったんたまると、減りにくい
- たまりやすいのは女性に多い
内臓脂肪・男性の落とし方
いゃあ、ビール腹でねぇ。と夏になると良く耳にしますよね。しかし、ビール腹だけではなく、30.40代になると成長ホルモンが減少して、基礎代謝が減少するから行く場の生なった脂肪がたまっていくのです。
くわえて、仕事も肉体労働よりもデスクワークが増えて、ますます脂肪を落とすチャンスがなくなっていきます。「ぽっこりお腹」は内臓脂肪過多の証拠。
見た目だけの問題ではなく「糖尿病」や「脳梗塞」の原因ともなるため、そのままほっておくのは危険です。正しい食事と運動で改善しましょう!
- 低カロリー低糖質な食事を意識する・・・頑張って運動をしても食べる量が多ければ大きな効果は期待できませんよね。具体的には肉を魚に、洋食を和食にすると良いでしょう
- 食事はサラダやスープから食べ始める・・・血糖値が急激に上がるのを抑えてくれます
- お酒は「ビール・日本酒・ワイン」などの醸造酒には多くの糖分が含まれていますので、「焼酎・ウィスキー」などの蒸留酒にするようにしましょう
- 男性が脂肪を落とす方法としては筋トレが一番です。また、有酸素運動(水泳・ウォーキング・散歩)などを一日30分程度、週に3回は続けることで、内臓脂肪が少しずつ燃焼していきます
内臓脂肪・女性の落とし方
女性は男性よりも脂肪が付きやすく20代でも、お腹が目立っている方も多いものです。内臓脂肪と皮下脂肪は、基本的に男性と同じ付き方をします。
内臓脂肪が多いタイプの女性は「食生活が乱れている方」・「甘いものを習慣的に食べている方」・「早食いをしてしまう方」などです。具体的な対策としては
- 揚げ物と甘いものを辞める・・・内臓脂肪をふやす代表格がこの二つです。少しずつでも努力を始めましょう!
- 1日3食食べて夕食を少なめにする・・・極端な食事制限は逆効果となります。代謝が偏って、おやつで代用したりしますので、少なめの夕食を!
- アルコールを控える・・・アルコールの飲み過ぎによる「むくみ」を軽減させるとともに、ついつい食べ過ぎてしまう「おつまみ」も減らすことができます
- 週2回30分の有酸素運動をする。男性と同じように「水泳・ウォーキング・散歩」を意識して生活の中に取り入れていきましょう!
- 野菜から食べる・・・血糖値を急激に上げないように、野菜や海藻類などサラダから食事を始めましょう
内臓脂肪・まとめ
脂肪は多少は身体にないと、ここ一番のエネルギー不足になって、低血糖などを起こしていしまいます。しかし、あくまでも「適正」な脂肪で十分です。
暴飲暴食は「見た目」だけの問題ではなく、血液中のドロドロ化にも影響を及ぼし、定期健診で医師からいろいろいと指摘を受けることになってしまいます。
適度に運動をして、夕食は軽めに。そして会社などで企画しくれる「定期健診」をしっかりと受けて、指示があればきちんと守る。
毎日ハツラツと笑顔でいられるように、ご自身の健康状態に気を配りましょう!!
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