夏は「冷麺」が美味しいですね!けれども、冷麺を「盛岡冷麺」・「焼肉屋の冷麺」・「冷やし中華」と混同としている日本人が多いものです。
どこのお店に入っても「冷たければ」冷麵だと思い込んでいる方が多いものです。この記事では実は分類があった「冷麵」についてお伝えしたいと思います。
その日の気分で冷えた美味しい麺をいただきましょう!東京でも食べることができる「冷麵」のお店もご紹介したいと思います!
冷麺・発祥は韓国です
元来、朝鮮半島で好まれている麺料理です。独特の麺の歯ごたえは、「そば粉+デンプン」を合わせて練った作った生地を、型枠で細長く押し出し、熱湯に落として「ゆで麺」にします。
これをじっくりと冷水で晒して、とてもコシのある麺になります。冷ましただし汁に麺を入れ、その上に蒸し肉の薄切り、キムチ・きゅうり・ナシなどの果物、錦糸卵などを具材として乗せます。
お好みで醤油や酢、からしなどを合わせて食べる方々も多いものです。本場の冷麺は平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)として昔から味の良さで有名でした。
ですので、現在日本で食べられている「冷麺」と呼ばれているものは、韓国から輸入されて、多少工夫が加えられたもの(キムチが辛すぎないように)、ということになります。
冷麺・盛岡冷麵
日本における「冷麵」といえば、まだ食べたことがない方でも岩手県「盛岡」を連想するのではないでしょうか?
盛岡の麵職人が朝鮮半島に伝わる平壌冷麺と盛岡冷麺を、融合させて創作したのが始まりとなっています。その後前身の「ひょんびょん亭」が日本麺サミットに出品した冷麺が高い評価を受けて「盛岡冷麵」と名付けられました。
初めて冷麺を食べた方は「まるでゴムのように噛み切れない」と酷評されましたが、しかし次第に認知されるようになり、「あの食感や味が忘れられない」・「一度食べたらクセになる」とリピーターが出始めたのです。
盛岡冷麵は麺のコシが強く、表面はツルっと喉越しが良いのが特徴です。基本は「麺」・「スープ」・「キムチ」がベースです。このベースに「牛肉のチャーシュー・茹でタマゴ・三杯酢漬けのキュウリ」が添えられています。
盛岡冷麺は岩手県で次第に愛され、普及し始めました。時間をかけて全国区になっていった「冷麺」は現在では多くの「焼き肉」チェーン店でも提供するようになりました。
スーパーなどでもパックに入った冷麺が販売されるまでになっています。盛岡は麺類の美味しい地域で「盛岡冷麺」・「じゃじゃ麺」・「わんこそば」など日常に欠かせない面料理として定着し、人気を博しています。
日本麺サミットには「ぴょんぴょん亭」で参加し、高い評価を受けましたが、翌年から(昭和62年)「ぴょんぴょん舎」として新規オープンし、ご家庭でも食べられる美味しい冷麺を!!
ということでお店でもテイクアウトでも盛岡で美味しい、変わらぬ伝統の味を提供しています。
冷麺・東京でも食べられるお店
東京でも美味しい冷麺が食べられます。冷麺だけを単品で注文する方も、焼肉屋のランチでセットで注文される方も、納得の15店舗をご紹介いたします。
- 平壌冷麺食道園(鎌田)
- ぴょんぴょん舎(銀座)
- サンムーン(浅草橋)
- 熟成和牛焼肉エイジング・ビーフ・ワテラス(秋葉原)
- 亀戸ホルモン
- チョンギワ新館(赤坂)
- 草の家(赤坂)
- まつ岡(六本木)
- 金竜山(白金)
- つるしこ(渋谷)
- 焼肉・冷麺・ユッチュン(六本木)
- 韓花(新宿)
- 板橋(はんぎょれいめん)冷麺(大久保)
- コサム冷麺専門店(新大久保)
- 自起屋(じきや・池袋)
これらの店舗以外にも、焼肉屋で出している冷麺もありますし、野菜とセットだったり、焼肉とセットだったりと、いろいろと食べ方ができます。
「夏場限定」の店舗もありますので、お店の看板に「冷麺」とあれば入ってみましょう! 一度食べたらあなたもリピーターになっているはず!
そして、他の店舗の味も食べてみたいと思うはずです!ずばり、私は日本の冷やし中華よりも「冷麺」の方が美味しいと思っています。一度ご賞味くださいね!!
冷麺・まとめ
本場の冷麺はご存知のように「麺が硬い」くてかも切るのに時間が掛かります。そこがまたよくて、リピーターが多いのですが、あまり冷麺を食べ慣れていない方々が食べると、消化に時間が掛かり、胃腸に負担を掛けてしまいます。
可能ならば、水分を多めに摂取して、消化胃腸薬を服用し、少し横になることをお勧めします。麺自体の硬さと、キムチで食傷気味になってしまうからです。
それでも、また食べたくなるのが冷麺の美味しさ。美味しく食べて酢の「疲労回復作用」とキチムの「発酵食品パワー」で元気に過ごしてまいりましょう!!
冷麺ももちろん「盛岡三大麺」ですよ・・・https://kim-kuni.com/sandaimen/
盛岡の楽しみ方、いろいろ・・・https://kim-kuni.com/iwate-2/
盛岡冷麺とえば「びょんひょん舎」・・・http://www.pyonpyonsya.co.jp/remen/index.html
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