世界でも、日本ほど水がキレイな国はありませんよね。水道をひねれば「安心して飲める」水が出てきます。他国ではとても飲める水はなく、お金を払って「炭酸飲料水」などを買う国もあるくらいです。
しかし、そんな日本でも、地震や災害によって水道水が使えなくなる時があります。そんなときに、身近にあるもので「飲める水」を作る方法はないのでしょうか?
この記事ではSDGsも意識しながら、夏の子供の「自由研究」に、身近にあるもので飲める水を作ってみようというものです。いわゆる「ろ過器」を作ってみましょう!
自由研究・ろ過器の準備物
【準備するもの】
- 空の500mlのペットボトル2本(キャップは外す)
- 脱脂綿
- ガーゼ(布やキッチンペーパーでも大丈夫)
- 輪ゴム
- 小石
- 砂利
- 砂
- 活性炭(インターネットなどで安く買えます)
- 泥水
- カッター
- はさみ
- ビニールテープ
〇小石・砂利・砂・活性炭は水でよく洗っておくようにしましょう
〇ろ過した水は、健康を害する微生物や、化学物質が入っている恐れがあるため、緊急時以外は飲用にはせず、凍らせて保冷材にしたり、お花にあげたりしましょう
自由研究・実験のやり方
準備物が揃ったら、実験を始めましょう!カッターやはさみなどを使いますので、指先などを切らないように気を付けましょう。どうしても難しい・危ない場面は保護者の方にお願いしてくださいね!
自由研究・まとめ
- ベットボトルの「底の部分」をカッターで切り離す
- もう一本のペットボトルの「上部」を同じように切り離す
- 上下の切った部分を、ケガをしないように切り口にビニールテープを張る
- 上部を切ったペットボトルの口に脱脂綿をつめる
- 脱脂綿の上から、ガーゼを3重にして、ピンと張り輪ゴムをまいてとめる
- 輪ゴムを巻いた方を上にして、ペットボトルを重ねる
- そこに「小石・砂利・活性炭、砂、ガーゼ」の順でつめる
- さらに小石をつめる
- 小石のの上に砂利をつめる
- 砂利の上に活性炭をつめる
- 活性炭の上に砂をつめる
- 砂の上にガーゼをつめる
- これで「ろ過器」が完成しました
- そこに泥水をそっと注ぐ。ろ過された水がどれだけキレイになったか分かるように、泥水は少し残しておきましょう
- 少しずつ、入れた泥水がろ過されて、下のペットボトルにたまっていきます
- 残しておいた泥水と比べると、汚れが取れてかなりキレイになっています
普通の水道水と比べても違いが分からないくらいです
自由研究の様子は、刃物も使いますので、保護者の方と一緒に作業しましょう!また、ところどころを画像に残してもらって、一冊の「自由研究ノート」にして提出しましょう!
珍しい自由研究ですので、楽しみながらも「水の大切さ」を考えるきっかけになると思います。
体内水分のチェックリスト・・・https://kim-kuni.com/dattusui/
自由研究①手作りアイス・・・https://kim-kuni.com/jiyuu/
市販のろ過装置・・・https://www.organo.co.jp/products/filtration/
スポンサードリンク