日本人ほどラーメンが好きな民族はいないのではないでしょうか?一人一人がそれぞれに「好きなラーメン」があり、同居している家族でラーメン屋に行っても、注文する味が違ったりしますものね。
醤油・味噌・塩・豚骨・沖縄そば・油そばなどなどジャンルも広いので、日本のラーメンはとてもバラエティに富んでいます。
そのなかでも、日本には「三大ラーメン」と呼ばれているラーメンがあります。ラーメン好きな方々はもちろんご存知でしょうけれど、この記事ではその三大ラーメンの特徴などをご紹介したいと思います。
日本三大ラーメンとは?
日本人のラーメン好きは特殊なものなのかもしれません。なにせ「ラーメン博物館」(神奈川県横浜市)まで作ってしまう程ですからね(笑)
古くからあるラーメンですが、それぞれの地域で発祥し発展してきたオリジナルなものが長い年月をかけて様々な方々に食べられ、誰が決めるともなく「あそこのラーメンは美味しいよ!」という口コミが三大ラーメンを誕生させたのだと思いますね。
日本三大ラーメンと呼ばれているのは「札幌」・「喜多方」・「博多」です!
日本人は「三景・三滝・三名湯・・・」など「三」のつくものが好きなようで、ご当地ラーメンも多数ある中、いつのまにか「三大ラーメン」も生まれたのでしょう。
由来はいずれにしても、確かに美味しいラーメンです。私も現地で実際に食べたことがありますが、さすが口コミで「三大ラーメン」と言われてきただけあって、なるほど美味しいラーメンだ!と思いました。
三大ラーメンの起源となっているのは、それぞれのラーメンがいずれも屋台からスタートしているということです。
それぞれの地域にはすでに多くのラーメン屋が存在していたことでしょうけれど、屋台ラーメンの親父さんの「俺の創る旨いラーメンをたべてもらいたい!」という情熱が一杯のラーメンに込められていて、時の経過の中で次第にラーメン通の間に広まって行ったのでしょう。
三大ラーメンの特徴をご紹介します
三大ラーメンのエリアが分かったところで、それぞれのラーメンの特徴をお伝えしたいと思います。国内にはチェーン店舗も含めるとラーメン店は「35.000軒」以上が営業しています(タウンページ登録数)。
その中のほんの一部でしかない「三大ラーメン」ですが、それだけでも特徴には違いが大きいのです。一口にラーメンと言っても味の違いは千差万別ですね。
三大ラーメン・北海道・札幌ラーメン
札幌ラーメンと聞くと「味噌」をイメージしてしまいがちですが、実は最初から味噌ラーメンとして誕生したわけではありません。
札幌にあるラーメン店のほとんどの店には「醤油・味噌・塩」がメニューにあります。ですので札幌ラーメン=味噌ラーメンではないのです。
元来は醤油と塩だけだったのですが、1950年代にまだ日本にはない新しい味のラーメンを作ろう、と野菜たっぷりの味噌ラーメンが考案されました。
この味噌味が全国敵ら知られるようになり、いつの間にか札幌ラーメンは味噌!というイメージが定着していったようです。
ですので、札幌に行っても味噌しかないということではなく、醤油や塩ももちろん注文できます。
旅行などの観光客はやはり「味噌ラーメン」を食べに行くので、名産の「コーン・バター・カニ・ホタテ」などをトッピングして楽しんでいますね。
麺は「中太ちぢれ麺」で味噌スープによく合うように工夫されています。
三大ラーメン・福島・喜多方ラーメン
豚骨ベースに煮干しベースをブレンドして醤油味に仕立てたスープが、喜多方ラーメンの基本です。
店舗によって若干ですがスープの取り方、麺の太さ、ちぢれ具合、コシが異なります。喜多方は「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれる麺も特徴で、一般的な麺よりも水分を多めに含んでいます。
具材は「チャーシュー・メンマ・ねぎ・ナルト」というシンプルなもの。特にトッピングはなく、チャーシューを「大盛り」にするくらいです。
醤油スープがベースなので「昔ながらの」という表現が最も似合うラーメンです。
蔵の街でもある喜多方は数多くのラーメン店があり、住民の方々は自分の好きなラーメン屋が決まっています。「人口一人当たりの店舗数が日本一」で、市内にはラーメン店がひしめいています。
朝から営業している店舗も多く、今で言う「朝ラー」の元祖ですね。東京に系列店がある店舗もあり、私は喜多方の本家の店舗で食べましたが、行列ができていて結構待ちました。しかし、とても美味しかったです!
三大ラーメン・福岡・繁多ラーメン
博多ラーメンの特徴と言えば白く濁った「豚骨スープ」ですね。
屋台が並んでいる中州でも店舗ごとに微妙に味や風味が違うと言われます。基本は加水率が低い(のびやすい)極細のストレート麺で、ほとんどの客は「替え玉」をしてお代わりしています。
具材は「チャーシュー・ねぎ・キクラゲ・もやし・海苔」です。テーブルに紅ショウガ、白ごま、辛子高菜などが置いてあるので、皆さん好みのトッピングでラーメンを楽しんでいますね。
私も中洲の屋台で食べたことがありますが、私が旅行者だと気づくと「あそこのは食べた?」「そっちもおすすめだよ」と声をかけられ、地元の方のラーメン愛を感じました。
初めて食べる方は「豚骨スープ」の独特なにおいが気になる方も多いでしょう。しかし、地元の方々はそのにおいで故郷に帰ってきたな!という感覚になるそうですよ。
三大ラーメンは永遠に
三大ラーメンのそれぞれの特徴についてお伝えしました。いずれもが「屋台の親父さん」の情熱からスタートしたこと。
ラーメン通の口コミが「三大ラーメン」と呼ばれるようになったこと。これからも最大ラーメンは変わらずに私たちを魅了していくことでしょう。
高速のサービスエリアやネットショップなどで購入できますが、自分で作るのと現地で食べるのとでは雰囲気も味も違います。是非現地に行かれて、本場の味を楽しんでもらいたいと思います。
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