五輪スタッフへの嘆き・医療スタッフから運営責任者に悲痛なメール!

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無事に終了したかに思われたオリンピック東京2020大会でしたが、その背後では医療に携わってくださっていたスタッフから、五輪運営責任者に悲痛な直訴があったことが分かった。

この記事では実は医療面では偏った負担が医療スタッフに掛かっていたこと、一般的には報道されずに辛い思いをしていた方々がいたことをお伝えしたいと思います。

パラリンピックを控えたこの時期、医療スタッフに過度な負担がかからないように願うものであります。(参照・引用は『文春オンライン』より)

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突然の会場・時間変更による医療スタッフの混乱

オリンピックの「女子サッカー・決勝」(2021年8月6日)は試合前夜に急遽「会場と時間」が変更となった。

このことを巡って組織委員会の医療スタッフが、大会運営統括の中村英正氏に「医療従事者」の負担の重さを訴えるメールを送っていたこと。

 

そして、医療スタッフと中村氏のメールのやり取りが『週刊文春』の取材で明らかとなった。

女子サッカーの決勝戦は当初「新国立競技場で11:00」キックオフの予定であった。

ところが、前日に決勝を争う「カナダとスウェーデン」が酷暑を理由に時間の変更を求めた。その結果、前日の夜になって「横浜国際総合競技場で21:00」キックオフに変更となる。

 

中村氏からの会場変更のメールは決勝当日の6日7:00に『今日の女子サッカーの決勝ですが、時間と場所が変更になりました。想定を超える暑さが原因です』

(時間を変更すると、会場は別競技が使用しているので、会場も変更せざるを得なかったとのこと)

 

東京大会が酷暑の中で開催されることは組織委員会としても承知とていたはずであるが、決勝戦を担当するスタッフに当日の朝になってから「会場と時間」の変更が伝えられたというのは・・・。

医療スタッフのイラスト

大会開始直後にもテニスのトッププレイヤーから「時間の変更」の申し出があり、組織委員会としても柔軟な対応が取れるような体制は取っていたのであろうが「当日の朝」の通達は遅すぎる。

予定していた医療スタッフの動向を考慮すれば、選手の「大変さ」も理解できるが、それ以上に「東京が横浜に」会場変更。「11:00が21:00に」時間の変更の方がより負担が大きいことは明らか。

 

前日の夜には担当の医療スタッフは準備をしていたはずで、変更のスタッフは居ないのである。それが当日の朝になって急遽変更。選手はバスで移動できるが、医療スタッフはそうもいかない。

横浜の会場まで必要な医療器具などを移動させなければならないのである。夜のキックオフとなれば家庭を持つ医療スタッフなどは当然家庭への影響が避けられない。

試合が終わって帰宅するにも移動手段がなくなってしまっている方々もいたであろう。

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医療スタッフからのメール

(当初から東京での女子サッカーのこの時間帯での開催は厳しいであろう、と各所で囁かれていました。中村様は想定を超える暑さが原因とお話しされていますが、事実医療スタッフからすれば想定通りの酷暑と認識とております)

 

と前置きしたうえで『当初からの日程を変えずに更に昨日まで変更を検討しなかった理由がはっきりと解りません。・・・台風などでなく、酷暑による会場変更は到底正当化出来るものではありません』(医療スタッフ)と送信。

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さらに『無謀な予定をたてたこと、その変更を前日までしなかった不備を猛省してください。さもないとこの経験が今後にいかせません』と中村氏に反省を促しています。

これは当然のことだと思います。重責を担うのは中村氏も同じではありますが、医療スタッフは選手関係者たちの「いのち」をも担っているのです。

 

「酷暑だから変更した」と当日の朝になってから伝えられても、医療の現場はまさに不眠不休を強いられます。選手だけではなく、医療スタッフ自身の健康にまで影響を及ぼす判断の遅さでした。

一般人の私たちですら、東京の11:00にキックオフが無謀であることは容易に想像がつくというものです。

中村氏からの組織委員会を通じての回答

『アスリートの健康を第一に考えて、関係者と調整を行い、要請に沿った変更をいたしました。

ただ、こうした変更は可能な限り迅速に行うべきとの指摘についてはその通りと考えており、パラリンピックに向けてそのように取り組んでいきたいと考えています』(中村氏)とのこと。

真摯に非を認めた点についてはパラリンピックに向けて良かったと思いますが、回答の中で医療スタッフについて言及がないのはいささか物足りない感じがしますね。

 

8月18日(水)発売の『週刊文春』では医療スタッフの負担増の実態や、直前まで「場所・時間」を変更しなかった背景などについても報じられています。

yahooの「みんなの意見」では33万票(18日23:00現在)を集めた「東京五輪の成否」について、約60%の人々は「失敗したと思う」と回答中。

まとめ

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医療スタッフと中村氏の女子サッカー決勝の「会場と時間の変更」ついてお伝えしました。一般メディアでは取り上げられないことが起きていましたね。

メダリストをゲストにして騒いでいるテレビとは違い、このような状況を伝えてくれた週刊文春に感謝です。伝えられなければ知らないまま過ぎて行くことも多い情報化社会。

 

医療スタッフの「いのち」を背負った献身にも感謝するとともに、医療スタッフがメールで訴えていた「経験を今後にいかす」ことをもう一度反省し直して、良いパラリンピックとなることを、心から願っています。

パラリンピックではきちんとして欲しいですね・・・https://kim-kuni.com/para01/

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