北京オリンピックの様々な競技の中でも、日本にとってメダルの期待が大きいのは女子スピードスケートですね。
特に高木美帆選手と小平奈緒選手は、世界でも有数のトップ選手で、数々の大会で優勝をしてきました。
お二人ともベテランの域に入ってきましたが、たゆまぬトレーニングとメンタル面の強化で、まだまだ現役として活躍してくれそうです。
この記事では女子スピードスケートの高木、小平両選手に注目して、出場する種目やプロフィールなどをお伝えしたいと思います。
女子スピードスケート・高木美帆選手について
高木美帆選手は先月行われた「北京五輪代表選考会」において、3000mで国内最高記録で優勝しました。
4分を切る記録がとても嬉しかった様子で、それだけの距離を滑って心身ともに疲れているはずなのに「がむしゃらにガッツポーズ」をして喜びを表現していました。
「ここで国内最高を出さなければ、五輪で上位に食い込めないと思っていた」と語り自身の滑りに納得した表情であった。
高木選手は短距離から長距離まで滑ることのできる稀な選手で、オールラウンダーです。距離によってペース配分が難しいにもかかわらず、そのレースごとに意識を高めて集中し、全力で自分の滑りを追求する選手です。
この年末の「代表選考会」の結果を踏まえて、日本スケート連盟は2022北京大会への派遣選手を発表しました。これが驚くべきエントリーなのです。
なんと高木美帆選手が出場を内定している種目は以下の通りです。
- スピードスケート500m
- スピードスケート1000m
- スピードスケート1500m
- スピードスケート3000m
- TP(チームパシュート)・・・3人チームで並んで滑る、団体追い抜き
短距離、中距離、長距離、団体追い抜きと、それぞれにモチベーションが異なる種目にエントリーします。大会期間中、ほとんど毎日が練習と予選、そして本番の繰り返しとなります。
精神的にもかなり大変な状況になると思うのですが、高木選手は「短距離から長距離までやるのは大変だけど、純水に全部速くなりたいから。
多くの種目にトライすることが、スピードスケートが一番速くなる道だと感じている」と非常に前向きな発言をしています。
合わせて5種目!日本では高木美帆選手にしかできない挑戦なのである。
女子スピードスケート・小平奈緒選手について
前回の平昌オリンピックで日本女子史上初の金メダル(500m)に輝いた小平奈緒選手だが、頂点に立っても心は満たされなかったという。
現在35歳。「滑りで何が表現できるのか」を問い続けるアスリートは北京オリンピック直前の今も、スケートと向き合い続けている。
スケートと向き合い、自分と向き合い続ける小平選手は「アスリートは超人ではなく、1人の人間です。
パフォーマンスばかりに目が行きがちですが、弱みも抱えています。調子が悪かったり、勝てない自分を見せたりすることは恥ずかしいことかもしれません。
でも、今は乗り越える姿など、ありのままを見てもらい、私の生き方そのものを表現できればと考えるようになりました」と語っている。
氷上の詩人と呼ばれている小平選手はまた「勝負では自分はできる、と信じることが大切です。私は、練習をこれだけしたから、というところに自信は求めません。」
自分の人生の様々な局面で、自分で判断し生き方を自分で決めてきたということに尽きます。
彼女は自分の人生を見つめる中で「選んだ道だからこそ成功ではなくても、正解だと思えます」と。彼女の人生哲学が表現されている言葉ですね。
小平奈緒選手の出場種目
- スピードスケート500m
- スピードスケート1000m
女子スピードスケート・2人のプロフィール!
すでに2人のスケーターについては、多くの方がご存知でしょうけれど、簡単ですが改めてプロフィールをご紹介したいと思います。
高木美帆選手
- 1994年5月22日、北海道出身.164㎝.58㎏
- 趣味は本屋巡りと読書
- 成績の一覧(多数のためオリンピックのみ)
- オリンピック・・・平昌大会(2018).1000m銅メダル.1500m銀メダル.TP金メダル
- 1500mの世界記録保持者.1000.3000mの日本記録保持者
小平奈緒選手
- 1986年5月26日、長野県出身.165㎝.60㎏
- 趣味は日向ぼっこ、散歩、語学(オランダ語)、料理、コーヒー
- 成績の一覧(多数のためオリンピックのみ)
- オリンピック・・・バンクーバー(2010).団体追い抜き銀メダル.平昌(2018).1000m銀メダル.同500m金メダル
- W杯23連勝・国際大会28連勝・国内外大会37連勝の記録を持つレジェンド
女子スピードスケート・高木・小平選手のまとめ
北京オリンピック、女子スピードスケートの日本代表、高木美帆選手と小平奈緒選手について、北京にかける思いやプロフィール、記録などをお伝えしました。
高木選手にとって、小平選手は偉大な先輩に当たります。「常に自分の前に居て、自分を高めてくれる存在」と語っています。
小平選手から刺激を受けて、自らのモチベーションも上がってくるようです。小平選手にとっても後輩の高木選手の成長は嬉しいものの、まだまだ負けていられない、と闘志を掻き立てる存在。
2月には2人ともリンクの上。日本女子スピードスケート界のダブルエースが、揃って金メダルを獲得する姿を今から楽しみにしています!
- 男子フィギュア・宇野選手金メダルあるぞ!・・・https://kim-kuni.com/uno/
- 日本スピードスケート連盟の公式サイト・https://www.skatingjapan.or.jp/speed/player/
- 宇野昌磨選手の公式サイトです!・・・https://shoma-uno.com/
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