昨夜、こんな時期なのに隣の町で花火が上がっていました。近年は季節を問わずにイベントとして花火を打ち上げる自治体が増加しているそうです。
「花火」には独特の雰囲気がありますね。「打ち上げ花火」を見上げて、子供の頃の家族の光景を思い出したり。「手持ち花火」で友人たちと楽しく遊んだ思い出がよみがえったり。
「線香花火」をじっと見つめて、自分自身を見つめ直したり、以前の恋を思い出したり。
この記事では「花火」にまつわる事柄を様々な角度からご紹介したいと思います。
打ち上げ花火に見え方の違いはある?
打ち上げ花火は海上や湖上、大きな河川などで安全を確保しながら打ち上げられます。テレビでも毎年隅田川の花火大会が放送されていますね。
陸上から打ち上げる場合は各都道府県ごとに「保安距離」が定められています。20号サイズの大玉ですと、観客までの距離を400mは確保するように定まっています。
全国でも打ち上げ数が少ない30号になると600mとなります。
打ち上げ花火を上から見ると?
20号の大玉を打ち上げた場合、上空で開花するのは450m~490mです。一般的な花火大会を「上から」見ようとした場合、見物人はそれ以上の位置に居なければなりません。
もし30号の大玉を上から見ようとするならば、開花が550m~650mですので、その位置よりも上空に居なければならず、ヘリコプターや航空機からでないと難しいですね。
日本一の高層建築物である「東京スカイツリー」は634mですが、一般客が上がれる高さは450mの「スカイツリー天空回廊」までです。
ですので、日本で一番高い場所からでも30号の大玉はかろうじて「横から」(正面)から見える程度で「上から」は見ることができないのです。
「上から」の見え方は「丸い形の花火」は上から見ても丸く見えます。しかし、ハート形や特別な形の花火は見る方向によって「形が変わって」見えるそうです。
打ち上げ花火を横から見ると?
打ち上げ花火をを横(正面)から見る機会は多いと思います。大玉でない限り街の花火大会では少し高い丘や、マンションなどの高層階からだと「横から見える」角度になりますね。
丘の上にあるショッピングセンターの屋上駐車場でも同じような高さですね。通常、一般的な花火大会のメインは20号サイズですので私たちがよく見る開花の位置です。
横からの「見え方」は「丸型」です。開花したと同時に四方に広がるので、私たちがよく見る花火大会の写真の形です。
ハート形などの特別な花火も、見る位置の高低差によって若干の違いはありますが、最もバランスよく見える位置で開花するように花火玉が計算されています。
丹精を込めて花火師さんが作り上げる花火玉ですから、美しく開花して欲しいと願っていますが、タイミング悪く上空が強風であったりすると形が歪んでしまいます。
ところが、逆に無風状態ですと打ち上げた花火の煙が飛ばずに上空で留まってしまうため、白煙の中で開花することになり、はっきりとは形が分からなくなってしまうのです。
地上も上空も多少風が吹いている程度が最適なのですね。現在は花火師さんの安全を考慮して花火玉への着火は電気制御されています。
ですから、一度セットすると上空が無風状態でも打ち上げは続きます。自然現象ですのでやむを得ませんね。変に間が空くよりは良いと思います。
運よくはっきりとした花火が美しく開花するのを見ることができたのならば感謝です!
打ち上げ花火を下から見ると?
打ち上げ花火を下から見る機会が私たちは多いと思います。花火大会会場の近くで河川敷のシートを予約したり、早くから場所取りをしたりと「見上げる」のはなかなかの贅沢です。
会場の近くに住んでいる方々は、花火の音量が大きくて多少困りものかも知れませんが、実は立地条件としてはとても恵まれているのです。
窓を開ければ花火が見えるというのは素晴らしいことで、自宅ですから何の遠慮もすることなく、花火大会が始まってからでも近所のコンビニにビールとおつまみを買いに行けるのです。
しかも河川敷のように「蚊や虫」を気にすることなく、仲間たちとワイワイと楽しんでも苦情を言われることも無く、年に一度の花火大会を満喫することができるのです。
「見え方」はテレビ中継でおなじみの「丸型」です。結論を言いますと、打ち上げ花火はどの位置から見てもハートなどの特殊な形の花火玉でない限り、どの位置から見ても丸い形に見えるのです。
まとめ
打ち上げ花火を見る高さによって、花火の見え方に違いがあるのか?という疑問についてまとめてみました。「どの位置から見ても丸い形に見える」というのが結論でした。
もしセレブな方がいらっしゃってヘリをチャーターできるならば真上から眺めを楽しんでくださいね。でも、下から見るのと同じですから!! 残念!
私たちはテレビ中継のヘリからの画像で楽しみましょう(^^)/
風物詩として蔵王の四季も素敵ですよ・・・https://kim-kuni.com/zaoonsen/
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