洋食のマナーって、知っているようで知らないものではありませんか?単品の洋食ならば難しくないのですが、レストランのコース料理やフォークとナイフがいくつも並んでいるようなお店だと戸惑ってしまいますよね。
カップルでオシャレをして颯爽と予約していたレストランに出かけても、ナプキンの使い方から、スープの飲み方まで、知っているつもりでも「マナー違反にならないかしら」とか「失敗したら相手にマナー知らずと思われてしまうかも」など。
そんな気を使って食べていたら、美味しい料理も味が分からなくなってします。このレストランでドラマのように「プロポーズ」を決めよう!と意気込んでいる男性も、ワインの注文で戸惑ってチャンスを逃した、なんていう話も聞きます。
この記事では基本的な洋食のマナーを改めて確認していきたいと思います。
洋食のマナー・全体の流れをスムーズに①
お呼ばれして出掛けた先がちょっといいレストランだったりすると、急に自分のテーブルマナーが正しいのかと不安になりますよね。
全体の流れは?
最初から高級なレストランに行くと知っていたら先ずは「服装」からですね。いわゆる「ドレスコード」です。ラフな格好で出かけてしまうと、入店を断られてしまうこともあります。
- お店を知っていれば事前にホームページでどのようなレベルのドレスコードが求められているのか、画像などから判断できます
- 大概のレストランでは男性は「スーツにネクタイ、革靴」女性は「シックな色合いのワンピースなどフォーマルな服装で大丈夫です
- 食事中は音を立てない・・・これは良く知られているマナーだと思います。ナイフやフォークを使う時にカチャカチャと音を立てたり、スープを口にするときにも音を立てないようにしましょう。大声での会話もNGです
- ナイフとフォークは外側から・・・テーブルの上にナイフとフォークが何本も並んでいるどれを使えばよいのか?と戸惑いますよね。基本は並んでいる「外側」から使っていきます。出された料理に合うように外側から配置されているのです
洋食のマナー・全体の流れをスムーズに②
- お皿は基本的には持ち上げない・・・和食は手に器をもっていただきますが、洋食ではお皿は置いたまま食べます。ただしカップに入っているスープは持ち上げても構いません
- 藻のを落としても拾わない・・・ナプキンなどをつい落としてしまうことがあります。けれどもすぐ近くに落ちたからといって、自分で拾うのはNGです。店員さんが交換してくれるのを待ちます。近くにいなくても声を出して呼ぶのはNGですので、黙って手を上げて呼ぶのがマナーです
- 食事は左側から食べる・・・基本的に出された料理は左側からいただきましょう
- スープは手前から奥に向かってスプーンですくっていただきます。量が少なくなってきた場合はスープ皿をすこしだけ持ち上げていただきます。この場合はマナー違反にはなりません
入店から退店まで
- レストランに入店する時、大きな荷物がある場合は席に案内される前にクロークに預けましょう
- 席に着くと目の前にナプキンが用意されています。いきなり広げるのではなく、ドリンクが運ばれてきたタイミングがベストですね。目上の方と同席の場合は目上の方が広いてからにしましょう二つ折りにして、折り目を自分の方に向けて膝に置きます
- 口や手を拭く時はナプキンの内側の端を使います。中座する場合は、お料理がテーブルがないタイミングで、軽くたたんで背もたれにかけるようにしましょう
- ドリンクマナー・・・居酒屋などですと「乾杯!」と元気に行きたいところですが、レストランではNGです。グラスをぶつけるのも、大声を出すのもマナー違反です。互いにグラスを近づけてそのまま一口いただきましょう。そのまま飲み切ってしまうのはNGで会話の途中などに少しずついただきます
- 食事が終わったら・・・ナイフとフォークを揃えて時計の「4時」の方向に置きます。その後ナプキンはたたまずテーブルの上に置きます。会計は静かに手を上げて合図をし、その旨を伝えます
洋食のマナー・まとめ
洋食は素敵できれいな景色の中で好きのあの人と・・・思っている方も多いと思いますが、案外マナー多いのでちょっと自信がないなぁという方も多いですね。
和食と違うマナーもあるので、混乱してしまいますよねぇ。楽しく美味しく洋食を楽しむために、記事のような最低限のマナーを守っていれば恥ずかしくはありません。
あまり行くことのない格の高いレストランでも基本ですので、抑えて置きたいところですね。
回らない「寿司店」のマナーです・・・https://kim-kuni.com/sushi-2/
「和食」のマナーです・・・https://kim-kuni.com/shokuzi/
洋食のマナーについて・・・https://kim-kuni.com/shokuzi/
出来る大人のマナー・・・https://magazine.hitosara.com/article/1072/
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